こんにちは!
越智法律会計事務所の事務局です。
はじめての事務局便りに少し緊張しております!
最近,コロナ関連のニュースを聞かない日はありません。
しかし山口市では人口もそれほど多くないからか
周りで感染したという話も聞かず,
コロナに対する危機感を肌で感じる機会が幸い少なかったと思います。
ところが,ここ最近では山口県でも急激に感染者が増加しています。
そこで,当事務所においても,本格的にコロナ感染対策を講じることになりました。
1つ目は,出入口付近での検温とアルコール消毒の徹底です。
アルコール消毒は以前から来所された方にお願いしていましたが,
この度,検温装置と一体化したものを導入しました。
検温は装置画面に顔を近づけるだけで計れますし,消毒液は手をかざすと自動で出てきます!
そうです。もうワキで計る時代ではないんですね。
一気に近未来的な事務所に生まれ変わりました。
2つ目は,飛沫感染対策として,事務局のカウンターや相談室にアクリル板を設置しました。
書類の授受ができるよう,小窓があるのがポイントです♪
そのほか,階段の手すりの消毒や相談室・お手洗いの換気及び除菌作業を行っております。
もちろん,これらの対策を講じたからといって完全にコロナを予防できるわけではありませんし,
ご来所いただく皆様のご協力が不可欠です。
当事務所では,今後も引き続き手洗い・うがいを徹底していくとともに,
新たな対策を講じることで,皆様により安心してご相談いただける環境を提供できたらと思っていますので,
何卒ご協力いただきますようお願いいたします。
事務局からは以上です♪
~前回までのあらすじ~
諸々の道具を揃えて,いざ防府市内の漁港に来たはいいものの……
お世話になります,弁護士の小見山です。
前回の投稿からの続きです。
いざ防府市内のとある漁港に到着しました。
風もない快晴で,春の暖かな空気に包まれ,
ほのかに潮風の香りを感じる絶好の釣り日和です。
小職は意気揚々と釣り竿を取り出し,リールを取り付けました。
後はルアーを取り付けて思いのままにぶん投げるだけです。
しかしながら,ここで一つの問題に直面します。
当然ですが,ルアーを糸で結ばなければ釣りをすることができません。
ところが,小職ったら道具を揃えるのに必死で,
釣りに関する知識を収集することなく,
とりあえず,晴れた!釣りだ!と現場に臨場してしまったのです。
「まぁ固結びすれば何とかなるでしょ」と考えて
ルアーを糸で結び付けました。固結びです。
この時はまだ「大きいのが釣れるかもな…フフフ」なんて考えていました。
ルアーを糸で結び,確認のためにルアーを持って,
糸が取れないか確認したところ,
何だか結び目が怪しい雰囲気を醸し出しています。
控えめに言って今にも取れそうです。
周りに人がいなかったので,
軽く竿を振ってルアーを陸上で投げてみることに。
「ブンッ」
イメージしたとおりに竿が振れたと自負しています。
ルアーを回収するためにリールを巻き巻き……。
糸は無事回収できたのですが,
いつまで経ってもルアーが帰ってきません。
待てど暮らせど帰ってきません。
「おや。まさか……?」
糸の端っこが手元まで帰ってきましたが,ルアーさんがいません。
そうです,竿を振り,解き放たれたルアーはそのまま糸から飛び出し,
陸上のどこかに飛び出していったのです。
無事に回収しましたが,海に投げなくて本当に良かったと思いました。
何度か固結びで試してみたものの,
やはり結び目が怪しい雰囲気を醸し出してくるので,
おとなしくGoogle先生に教えを請うことにしました。
どうやら糸とルアーを結ぶには,専用の結び方があるようです。
気が付くと,漁港に釣り人がちらほら現れてしまい,
初心者のくせに初心者に見られたくないという謎の羞恥心を発揮し,
今日は帰って家で結び方の練習をしてからリベンジしようと決断しました。
こうして小職の釣り場デビューは桜と共に華々しく散ったのでした。
ちなみに,司法試験合格後,司法修習生は,実務家になるため,
修習の最後にいわゆる「二回試験」という論述試験を受験します。
かつての二回試験では,
試験終了前までに自らの答案用紙を黒ひもで結んで提出するというルールでした。
答案用紙がいかに素晴らしい内容であっても,
黒ひもを結んでいない答案用紙は採点してもらえないのです。
すなわち,その科目は0点となりますから,
当然二回試験も不合格となります。
それは理不尽だということで現在ではひもを結ぶ時間が設けられているようです。
どうしてこんな話をしているかといえば,
恥ずかしながら,小職は二回試験でひもの結びが甘く,
危うく不合格になりかけたという黒歴史があるのです。
初めての釣り場からの帰り道,
思い出したくもないそんな黒歴史を思い出しながら,
自分はひもやら糸やら結ぶのが苦手なんだろうかと独りごちて帰路に着きました。
なお,後日談ですが,
糸の結び方もマスターし,
何度か釣り場に足を運ぶも釣れない苦しい日々が続きましたが,
先日のGW!ついに!待望の!念願の!
メバルを釣り上げることができました。
令和3年6月1日
弁護士 小見山 岳
こんにちは。
税理士の越智満です。
この前スーパーに行きました。
すると、一部の野菜やお米にエコ50やエコ100というシールが貼ってありました。
ところで、エコ50やエコ100とは…?
これは、山口県内で生産される農産物のうち、
1.化学農薬・化学肥料を減らした農産物
2.その農産物を主原料とした農産加工品
であることを認証する「エコやまぐち農産物」という山口県の制度です。
農林水産省では、これらの農産物を特別栽培農産物と呼び、いわゆるオーガニックとも区分しています。
それぞれの違いを簡単に言うと、次のようになります。
○ エコ50
作物を前回収穫したときから次に収穫するまでの間、
山口県で一般的に使われる農薬と化学肥料を半分以下にして育てられた作物
○ エコ100
作物を前回収穫したときから次に収穫するまでの間、
原則として農薬と化学肥料を使用しないで育てられた作物
○ オーガニック
作物の種まきの2年前以上前から次に収穫するまでの間、
原則として農薬と化学肥料、遺伝子組換え技術を使用しないで育てられた作物
まとめると、
エコ50 → エコ100 → オーガニックの順に、
化学物質を少なくして自然界の力を利用して育てているイメージです。
農薬や化学肥料を減らして作物を育てることは難しいようで、
いずれにしても従来の育て方より、生産者の方が手を掛けて生産していることが伺えます。
しかし、オーガニックはなんとなく知っていても、エコ50やエコ100を知らない人は多いのではないでしょうか。
せっかく「オーガニックに近いよ」って言う商品を作って表示しているのに、
消費者がエコ50やエコ100の存在を知らなければ、意味がなくもったいないです。
また、生産者さんがせっかく苦労して作った農作物なのに、
消費者が制度を知らなければその生産者さんの苦労の甲斐がありません。
そこで、
エコ50やエコ100の表示がある商品の上に「エコやまぐち農産物」の紹介ポップをしっかり付けて、
さらに山口県の紹介ページにアクセスできるQRコードも表示してみては?
と思いました。
ポップを付けるだけでエコ50やエコ100の存在を知る機会が増えるし、
興味のある人はQRコードから山口県の紹介ページを閲覧し、
作物の栽培管理記録がみられるので、さらに詳しく知ることができます。
山口県では、住民の安心・安全、そして環境問題への取り組みとして、
化学物質の使用を減らし、自然界の力を利用した、
エコ100とオーガニックで育てられた農作物を徐々に増やしたいと考えているようです。
また、世間的にも健康志向が高まっていたところ、
新型コロナウイルスの影響でさらに健康への意識が高まっていて、
オーガニックも需要が高まっているので好機です。
近年、気候変動等で苦労されている生産者さんもいらっしゃると思います。
しっかりPRをされて、「エコやまぐち農産物」の認知度が広がればいいですね。
※1 農林水産省が定める、日本農林規格(JAS)の有機農作物をオーガニックと表示しています。
※2 エコ100やオーガニックは、一部使用が認められている農薬があります。
そのため、これだけ厳しい制限があっても、消費者の誤認を招くことから「無農薬」という表示は禁止されています。
お世話になります,弁護士の小見山です。
先月メバルを釣りたいという話をしましたが,
メバルは別名「春告魚」と呼ばれるそうです。
春の訪れとともに釣れ始めることから,
そのように呼ばれるんだとか。
本稿を作成している今現在,
満開の桜が散り始め,春らしい暖かな気候になってきました。
(投稿日との時差がすごい。)
ちなみに世間でいう春休みに当たるこの時期は,
弁護士にとっては比較的予定が立てやすい時期といえます。
というのも,裁判所が異動時期ということもあって,
この時期に裁判期日を入れることが殆どないためです。
ということもあり,前回投稿で宣言したとおり,
本格的にメバル釣り計画を始動させることにしました。
そうです,今日は前回の続編になります。
まず魚を釣るには竿が必要です。
実は,かつてアジを釣ろうと衝動的に思い立ち,
リールとセットで数千円という安物を購入したことがありました。
しかしながら,当該セットは潮風にさらされることもなく,
魚を釣るという本来の役割を与えられないまま,
今日も我が家のどこかでせっせと埃をかぶってくれています。
どうせ始めるなら,きちんとしたものを揃えたい!(訳:上記セットを探すの面倒くさい)
というわけで,まずは道具を揃えなければなりません。
ネットやYouTubeなどで色々調べてみると,
エサの方が釣れるらしいですが,
「何となくカッコいいから」という極めて短絡的理由により,
無謀にもルアー釣りに挑戦してみることに。
色々と下調べをした上で,
最寄りの釣具店へ行ってみました。
店員さんにあれやこれやと質問しながら,
釣り竿やリール,ルアーなど基本的な装備を揃えつつ,
ダイソーやAmazonを駆使して
ルアー用のケースやら釣り用のバックやら細かいものを徐々に買い揃えていきました。
全ての道具を揃えるだけで約1か月を要する大仕事でした。もはや春が終わりそうです。
コスパを重視して厳選した道具たちです。
道具が揃ったことに満足し,
釣りに行く必要がないのではとさえ思ったほどです。
本末転倒とはこのことですが,もう後は釣るだけです。
釣るためには魚がいる場所に行かなければなりません。
山ではメバルは釣れません。目指すは海です。
この点,山口県は日本海,瀬戸内海及び響灘の3海に面しており,
釣り場はもはや選びたい放題です。
ところが,ど素人の小職にはどこに行ったら良いのか皆目見当もつかず,
かえって選択肢が多くて迷ってしまいます。
湘南仕込みの得意のサーフィンによる情報収集の結果,
長門市が良いとの情報に接しましたが,
若干遠く,万が一釣れなかったらショックで帰り道に事故を惹起しかねません。
かかる危険を考慮し,近場の釣り場を探すことにしました。
どうやら防府市内に定番の釣り場があるとのことだったので,
満を持して防府市内のとある漁港に向かうことに。
漁港に着いたら,
もう後はルアーを投げてメバルを釣るだけです。
雨や風などはなく,最高の釣り日和です。
しかし,小職は釣り場に着いてから一投もルアーを投げることなく帰りました。
それはなぜか………
次回,「初めての釣り場~ルアーと私と糸と~」。お楽しみに。
令和3年5月1日
弁護士 小見山 岳
こんにちは。
税理士の越智満です。
「マイナンバー」と聞いていい印象を持つ方は少ないと思います。
山口県のマイナンバーカード普及率は約27%(令和3年3月時点、総務省)で全国平均と同程度の普及率です。
ポイント制度を導入した影響か、1年前と比べると普及率は倍になりましたが、まだまだ浸透していません。
その理由は、マイナンバー制度に対する信頼性の低さと、カードの必要性を感じる人が少ないことが影響していると思います。
この度も、令和3年3月からマイナンバーカードが健康保険証になるということで、便利になるのかと思いきや、不具合があり延期…
また、先日、子供を病院に連れて行くと、
「これまで通り保険証を持参してください。」
「マイナンバーカードの作成・所持は義務ではありません。無理に作る必要はありません。」
と、書かれたポスターがありました。
協力機関にならないといけない全国保険医団体連合会にこの様なポスターを作らせてしまってる時点で、
制度として成り立ってないんだろうなと感じました。
さらに、病院の受付の方に聞いてみると、マイナンバーカードを読み込む機械すら導入されていないとのこと。
スタート時期を先に決めて失敗するなら、もう少し準備をしっかりしてからスタート時期を決めるか、
スタート時期を先に決めるなら進行状況の管理と確認を徹底すべきだと思います。
せっかく8,800億円と多額のお金を投入してるのに、このままじゃもったいないです。
と、マイナスなことばかり書いてきましたが、
先日、住民票を使う機会があったので、4ヶ月前に取得していた住民票を提出したところ、
90日以内に取得したものが必要とのこと・・・
自分の準備不足で手続きができなかったのですが、ちょうどマイナンバーカードを所持していたので、
近くのコンビニで住民票を取得して、すぐ手続きを済ませることができました。
準備は大事ですね。
でも、マイナンバーカード持っててよかった。
初めて「便利やん!」と、思えました。
今後、
・運転免許証、印鑑証明カード、県立図書館・市立図書館のカードと一体化したらカードだらけの財布がスッキリする
・健康保険証と合わせてお薬手帳も一体化したら忘れることもなくなる
・住民票や納税証明等は紙じゃなくPDFにしてしまって、スマホやパソコンとマイナンバーカードで取得できるようにする
などなど、利用者の利便性や必要性が増えることを先に考えて、
もっと便利だと思える機会が増えれば、普及率が増えるんじゃないかと思います。
前向きに。
まずは、半年後に健康保険証として使えることを期待したいです。
お世話になります,弁護士の小見山です。
先日から業務中のぼやきのような雑談ばかりでしたが,
今回は完全にプライベートな雑談です。
小職は,自己紹介にも記載しましたが,
出身が神奈川県茅ヶ崎市で,県外から移住してきた人間です。
茅ヶ崎といえば「湘南ですね」と言われることがあります。
確かに地域的にはそうなのですが,
皆さんがイメージされる「湘南」は,
海岸が近くて都会的でおしゃれといった場所かもれませんが,
それは湘南のごく一部の限られた地域であって,
全体的にはのどかな雰囲気の,何となくのんびりした地域です。
例えば,小職の実家は海より山の方が近いですし,
海岸沿いの「The 湘南」的な地域は,
湘南に憧れて移住されてきた方ばかりで地元感は薄かったりします。
また,実家の最寄駅沿線であるJR相模線は,
押ボタン式の4両編成です(今はどうか分かりませんが)。
初めて来山して山口線に乗車した際,
「押ボタン式だ!」と勝手に親近感を感じていましたし,
雰囲気もどこか地元に近いのんびりとした空気感があって,
違和感なく住み始めたように記憶しています。
これまた自己紹介と重複しますが,
住み始めてからも,魚とお酒が本当に安くて美味しいし,
道路も広いし,キャンプ場も豊富だしと,
住めば住むほど山口が好きになっていきました。
何より親切な方が多いなぁと感じることが多く,今でもその印象は変わりません。
最近では,せっかく魚が美味しいんだから自分でも釣ってみたい!(そして食べたい!)
と思うようになりました。
聞くところによれば,どうやら山口では堤防などからでも
メバルやアジなどが比較的簡単に釣れるというではありませんか(小見山調べ)。
煮付けになめろう,サイズによっては刺身も……!
地元では中学生時代にキス釣りを数回した程度で殆ど釣り経験のない小職ですが,
これはもう釣りを始めるしかないとひそかに画策している今日この頃。
更に山口県の魅力にハマっていく予感がしています。
一方で,キャンプにしても,釣りにしても,
残念ながらマナーが悪い方が増えているという情報に接します。
実際,県内のキャンプ場で直火禁止の場所にもかかわらず直火で焚火をし,
炭などもそのまま放置されているのを発見したことがあります。
発見した時は可能な限りそれらの炭などを回収するようにしていますが,
こういった事例が増加すれば,
いずれはキャンプ場も使用を制限せざるを得なくなりますし,
実際に閉鎖したキャンプ場もあるそうです。悲しい。
故意に廃棄物を投棄した場合,
(実際に処罰されるかは別にしても)廃棄物処理法違反を構成し得るため,
個人的にはマナー違反というか犯罪だろと思っていますが,
「来た時よりも綺麗にして帰る」の精神が
各キャンパーさんやアングラーさんに浸透すればいいなぁと願うばかりです。
とはいえ,多くの方はマナーはもちろん,
気さくに挨拶してくれる優しいキャンパーさんばかり。
きっと釣り好きの方もそうであろうと思っているので,
どなたか指南してくださる方がいましたら,
公私混同と怒られそうですが,
ご相談がてらご一報いただけれれば幸甚です。
令和3年4月1日
弁護士 小見山 岳
こんにちは。
税理士の越智満です。
新型コロナウィルスの影響受けて1年超、よく耳するようになった「テレワーク」
テレワークは、できる業種・できない業種、できる業務・できない業務と様々ありますが、できる業務からテレワークをやっていこうと国も発信していて、様々な補助も出たりしています。
ところで、都道府県魅力度ランキング32位の山口県。
一言で地方や田舎と言ってしまえばそこまでかもしれませんが、湯田温泉があったり、魚が新鮮で美味しかったりと魅力的なところもありますし、
山口市からは2時間あれば都会に行くこともできる
(福岡や広島は車で、大阪は新幹線で、東京は飛行機で(山口宇部空港までの移動も含む)2時間)ので、毎日おしゃれな買い物をしたい人でなければ全く不便なところがありませんし、むしろ住みやすいと感じています。
そこで、山口市をテレワーク推進都市として取組んでみたらいいんじゃないの?と思いました。
例えば、
山口県内に支店等を設置していない法人が、山口市内に新たに支店等を設置し、従業員の住民票を山口市に変更させることを条件に、「法人市民税、法人県民税(事業税を除く)を免除、または、納税後に当該納税金額と同等の補助金を支給する。」といった政策を大々的に打ち出してみてはどうか。
補助をするなんてそんなお金はないよと思われるかもしれませんが、新たに入ってくる税金を吐き出すだけなので、山口市は今と変わらない収支です。
むしろ、山口市に移ってきた個人の住民税が入るので増収になります。
法人市民税、法人県民税はその事業所で従事している従業者数に応じて配分されるので、法人は従業員を移動させるほど優遇されることとなります。
うまくいけば地域の経済も活発になり、人口減少や空き家問題も少し解消できると思います。
もしかしたら、既に他の自治体がやってるもしれませんが、好立地な山口ならではの優位性があると思います。
補助金はありがたいけど一時凌ぎにしかならない…コロナの影響で落ち込んでいる事業者が好転するような政策ができたらうれしいですね。
※ 補助金等の制度を作るのは、周辺の整備や様々な弊害があるので、こんなんできたらいいのになぁ程度で考えてます。
※県外から新しい人が入ってくるという事は、新型コロナウィルスの感染を拡大させてしまう要因の1つになるかもしれませんが、長い目で見たときにはいい話なんじゃないでしょうか。
お世話になっております,弁護士の小見山です。
昨今,超少子高齢化社会なんて言われておりますが,
相続関連の相談が増えてきているように感じます。
相続関連の相談の中では,
遺産分割でもめているというのが典型的ですが,
中には亡くなった時のことを考えて,
遺言を作成しておきたいという方もいらっしゃいます。
遺言に関する弁護士の仕事は大きく2つ。
一つは,遺言書の作成。
もう一つは,遺言執行です。
遺言の作成については,またいずれお話ししますが,
文字どおり遺言書の作成をお手伝いをすることです。
遺言執行は,亡くなられた後に遺言の内容を実現することで,
遺言書の中に誰々を遺言執行者に指定するということを記載しておきます。
そういう意味では,遺言執行は遺言書の作成とセットで受任することになります。
ちなみに一般的には,遺言は「ゆいごん」と読むと思いますが,
法律上は「いごん」と読みます。
ですから,遺言執行は,「いごんしっこう」と読みます。
その他にも「兄弟姉妹」は「きょうだいしまい」ではなく,
「けいていしまい」と読むなど,
法律上の呼称が一般的なものと違うことはよくあったりします。
少し脱線してしまいましたが,
遺言書には遺言者が亡くなられた後に
財産をどのように振り分けるかということが書かれているわけですが,
当然ながら亡くなれた方は実際の振分けをすることはできません。
ここでいう「振分け」というのは,
例えば,土地の名義を変更したり,預貯金を解約したりといったことです。
こういった遺言の内容を実現するのが「遺言執行」です。
遺言書を作成する方はある程度の財産を有している方が多いので,
不動産や預貯金の他に株式を保有していらっしゃる方もいます。
不動産は司法書士に依頼して名義を変更しますし,
通常の預貯金であれば解約して,
残高を管理口座に入金すればすればいいわけですが,
株式の場合は手続が少し大変。
単元未満株式(1単元が100株なら100株未満)の場合であれば,
株式名簿を管理している会社において,
買取りしてくれるため,
承継人が売却を希望すれば売却して,
その代金を管理口座に入金してもらいます。
単元以上の株式の場合には承継人に株式の名義変更をするか,
一旦遺言執行者名義に変更した上で売却します。
なんだ簡単じゃないかとも思えますが,
書類を提出する株主名簿管理会社(信託銀行など)が,
山口県内にはないため(最寄りで北九州……),
少し大変なのです。
なぜ近くにないと大変なのかというと,
戸籍謄本や遺言書の原本(コピーでない本物)を提出する必要があるからです。
戸籍は費用がかかるものの,何通か取り寄せれば足ります。
ところが遺言書の本物は1通しかないのです。
もちろん郵送でも手続はできますが,複数の株式がある場合には同時並行で進めることができません。
株式関係の手続は,申請から大体1か月半くらいかかります。
そうなると,保有銘柄が複数あるととても時間がかかってしまいます。
そのため,最寄りの支店に行って原本確認をしてもらい,
その場で還付を受けて,別銘柄のために別の支店へ……というのが最も早いわけです。
コロナ禍において県外に移動しなければならないのはなかなかリスクがありますし,
最寄りの店舗と本店が連係が取れていないところだと窓口での確認に時間もかかります。
先日,裁判のIT化というお話をしましたが,
本人確認や書面の原本確認なども将来的にIT化が進めば,
事務所にいながら手続が可能になったりしないのだろうかと思いつつ,
手続書類を作成するのでした。
令和3年3月1日
弁護士 小見山 岳
お世話になります,弁護士の小見山です。
昨今,コロナ禍の影響もあってリモートワークが浸透し,
ZoomやTeamsといったアプリを活用されている方も
増えてきたのではないでしょうか。
この流れに乗ってなのか,裁判所も近年「裁判のIT化」を進めているようです。
ところで,一般の方にあまり馴染みのない裁判所ですが,
準備書面の提出はどのようにしているかご存知ですか?
以前は直接提出するか郵送のみだったようですが,
現在ではFaxでの提出も認められています。
イマドキFax??と驚かれる方もいらっしゃると思いますが,
Faxが未だ現役バリバリなのです。
裁判のIT化がより進むと,
Teamsを利用した書面提出なども認められるようになるとか。
利便性の向上という意味では良いでしょうが,
裁判記録は個人情報の中でも特に慎重に取り扱うべき情報ですから,
情報流出の危険という観点から,
なかなかハードルが高いようにも思われます。
さて,そんな裁判のIT化が着々と進められている中で,
その前に刷新すべきものがあるんじゃないかと思う出来事がありました。
交通事故などでは証拠として動画を提出することも多いのですが,
iPhoneで撮影した動画の拡張子は,「.mov」というものになります。
Windows8以降のWindowsメディアプレーヤー12では,
この拡張子にも対応しており,難なく再生することができます。
ところが!!
山口では簡裁地裁を問わず,
裁判所のパソコンはそれよりも古いOSである上に
スタンドアローンPCのため更新もできないことから,
上記拡張子は再生できないというのです(山口だけ?)。
書証の取調べをするためには,
当然裁判官に動画を観てもらう必要があります。
そのため,iPhoneで撮影してもらった動画を
動画変換ソフトを利用してMP4などの再生可能な拡張子に変換して提出しなければなりません。
裁判のIT化も結構ですが,
その前にまずiPhoneで撮影した動画くらい再生できるような環境にしてよ……
と思わず言いたくなる出来事でした。
予算の関係上PCを刷新するのは難しいのでしょうが,
何とも言えないモヤモヤした気持ちのまませっせと動画を変換するのでした。
令和3年2月1日
弁護士 小見山 岳
明けまして,おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
振り返ってみると,
昨年は(も?)弁護士として伸び悩み,反省ばかりの1年でした。
本年は飛躍の年となるよう法務はもちろんのことですが,
満先生に頼りっぱなしの税務面を猛勉強していく所存です。
また今年こそはゴルフでまともなプレーができるにようになりたい……。
ところで,皆様はどのような正月を過ごされましたか。
小職は,例年年末年始は実家神奈川県に帰省させていただいておりますが,
今年はコロナ禍ということもあり帰省は控え,
その代わりに年始早々山口市秋穂にある美濃ヶ浜海浜広場へ
初日の出を見に行ってきました(写真参照)。
雲間から見えた初日の出は,筆舌に尽くしがたい美しさでした。
やっぱ山口素晴らしい。
ちなみに美濃ヶ浜海浜広場は,
令和元年から供用を開始した比較的新しい広場で,
併設された区画でキャンプもできるということでしたので,
初日の出の後は雪もちらつく寒空の中,
焚火をして帰宅するという正月を過ごしました。
コロナによる社会的混乱が未だ続いており,
今年も耐え忍ぶ1年になるのではないかと予想されますが,
1日も早いコロナの収束と,
何よりも皆様の健康を心より祈念しております。
令和3年1月吉日
弁護士 小見山 岳