【独り言】~マイナンバー浸透せんけど便利かも~
こんにちは。
税理士の越智満です。
「マイナンバー」と聞いていい印象を持つ方は少ないと思います。
山口県のマイナンバーカード普及率は約27%(令和3年3月時点、総務省)で全国平均と同程度の普及率です。
ポイント制度を導入した影響か、1年前と比べると普及率は倍になりましたが、まだまだ浸透していません。
その理由は、マイナンバー制度に対する信頼性の低さと、カードの必要性を感じる人が少ないことが影響していると思います。
この度も、令和3年3月からマイナンバーカードが健康保険証になるということで、便利になるのかと思いきや、不具合があり延期…
また、先日、子供を病院に連れて行くと、
「これまで通り保険証を持参してください。」
「マイナンバーカードの作成・所持は義務ではありません。無理に作る必要はありません。」
と、書かれたポスターがありました。
協力機関にならないといけない全国保険医団体連合会にこの様なポスターを作らせてしまってる時点で、
制度として成り立ってないんだろうなと感じました。
さらに、病院の受付の方に聞いてみると、マイナンバーカードを読み込む機械すら導入されていないとのこと。
スタート時期を先に決めて失敗するなら、もう少し準備をしっかりしてからスタート時期を決めるか、
スタート時期を先に決めるなら進行状況の管理と確認を徹底すべきだと思います。
せっかく8,800億円と多額のお金を投入してるのに、このままじゃもったいないです。
と、マイナスなことばかり書いてきましたが、
先日、住民票を使う機会があったので、4ヶ月前に取得していた住民票を提出したところ、
90日以内に取得したものが必要とのこと・・・
自分の準備不足で手続きができなかったのですが、ちょうどマイナンバーカードを所持していたので、
近くのコンビニで住民票を取得して、すぐ手続きを済ませることができました。
準備は大事ですね。
でも、マイナンバーカード持っててよかった。
初めて「便利やん!」と、思えました。
今後、
・運転免許証、印鑑証明カード、県立図書館・市立図書館のカードと一体化したらカードだらけの財布がスッキリする
・健康保険証と合わせてお薬手帳も一体化したら忘れることもなくなる
・住民票や納税証明等は紙じゃなくPDFにしてしまって、スマホやパソコンとマイナンバーカードで取得できるようにする
などなど、利用者の利便性や必要性が増えることを先に考えて、
もっと便利だと思える機会が増えれば、普及率が増えるんじゃないかと思います。
前向きに。
まずは、半年後に健康保険証として使えることを期待したいです。